毒も喰らわば

感情に名前をつけて

少し遅いさよならを

どうもぼたんです

実は今日、夢に関ジャニ∞が出てきました。

今でこそJUMP担の私ですが、はじめて好きになったジャニーズ、いや、『アイドル』は関ジャニでした。

すばるくんの退所にももちろんすごく悲しんだし、しっかりと理解して納得するのもサラッととは行かないくらいには好きでした。

夢に出てきてくれた(死んだみたいな言い方だな)ことだし、私と関ジャニとのお話をしようと思います

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私が関ジャニ∞を知ったのはもう9年近く前で。

当時8歳だった私が物心ついてから毎年見ていた『24時間テレビスペシャルドラマ』で錦戸くんを見たことがきっかけでした。

にぃにのことを忘れないで』という、脳腫瘍に侵された一家の長男とその家族の話でした。

それを見て私は錦戸くんに、一目惚れしました。

今でも思う、あれは確かに恋だった。

にぃにのことを忘れないで』が私に及ぼした影響はとても大きかった。

いつもはレンタルで満足していた私が初めてこの作品のDVDを「欲しい」と親にねだったり(親にたしなめられて断念したの今も後悔してる)、ちょうどその年に生まれた妹に「にぃに」の真似して「ねぇね」って呼ばせたりしてました。

錦戸くんが好きで、見たくて、テレビを見てたら彼が『関ジャニ∞』であって『NEWS』であると知りました。

アイドルのことなんて何も知らなかった。

CDやDVDが出ることも、コンサートが行われていることも、ファンクラブという存在さえも。

「アイドルはテレビでしか見れない人達」

ってなんとなく思ってたんです。

恥ずかしい話、CDを出すってことを知ったのはそれから2年後だったし、コンサートやファンクラブの存在を知ったのなんて中学校に上がってからでした。

「テレビを通してしか会えない」「違う世界の人」

漠然とそう思ってたんです。

だから親になにか質問したり、欲しいとねだったり行きたいと駄々こねたこともなかったです。テレビ以外で彼らを見る方法を私は知らなかったから。

だからファンクラブにも入らず、シングル1枚すらもっていなかったけど、たしかに私は関ジャニ∞のファンでした。

ネットも使いこなせない年齢だったのでどんな番組にいつ出るかもわからず、基本的には関ジャニの仕分け∞ミュージックステーションでしか彼らを見ることはできませんでした。

でも、それでも私は関ジャニが好きでした。

関ジャニ∞がCMやってるからハイチュウをたくさん買うようになった。

口ずさむのはいつも関ジャニ∞かNEWSの曲だった。

テレビをよく見るようになってたくさんのことを知った。

『アイドル』の素晴らしさを、夢を、教えてくれた。

私が錦戸くんを知った2009年から2年後の2011年、24時間テレビのパーソナリティを関ジャニ∞が務めました。

まだ小学生だったから全部は見れないってわかってたけど、それでも、

彼らが起きてるなら私も起きてたかった。

無理だってわかってても寝たくなかったし、ずっと見てたかった。

ファンクラブの存在を知って登録して、シングルもアルバムもコンサートDVDも買い集めるようなJUMP担になった今だからわかる。

もし今JUMPが24時間テレビのパーソナリティを務めることになったら私は同じことを思う。

JUMPがずっと起きてるなら私も寝ない。

 

やっぱり、私は関ジャニ∞のファンでした。

 

知識もなにもなくて、「オタク」とか「担当」って言うにはおこがましいようなレベルなのかもしれないし、

ずっとずっと応援してきた方からしたら「にわか」とか「ファンじゃない」とか思われるかもしれないけど、

それでも確かに私は関ジャニ∞が好きだった。

小5で友達から進められたAKBにハマって、関ジャニ∞からは少し遠のいたけど、それでもテレビはずっと見てたし、

好きなアイドルはずっと関ジャニ∞でした。

小6から中1で「マギ」「黒バス」から始まり漫画やボーカロイド、歌い手など2次元にのめり込むようになって、次第にテレビも見なくなったけど、仕分け∞だけはずっと見てました。

中2の時、まだネットを使いこなせずTwitterもやってなかったこの頃、大好きな多部ちゃんが出るからって見始めた「ドS刑事」に大倉くんがいて、久しぶりに関ジャニにテンションが上がりました。

やっぱり好きだな

って思いました。

中3の冬に光の速さでJUMPにハマってから、仕分け∞が去年終わったのもあって関ジャニ∞から離れてました。

自分でも、

(あぁ、もう私は関ジャニ∞じゃなくて正真正銘Hey! Say! JUMPのファンだ)

って思ったし、なんか、少しさみしかった。

 

今私はファンクラブにも入って、この人がまじで好き!!!っていう人もいて、シングルもアルバムも買って、ってくらいHey! Say! JUMPが好きです。

でも、1番最初にこの気持ちにしてくれたのは関ジャニ∞でした。

 

私、関ジャニ∞の歌で一番好きな歌が2014年に発売された『オモイダマ』で。

全然ジャニーズ興味ないような友達にも宣伝して歩くくらい好きなんです。

私事ですが去年本当に辛い時期があって、「死にたい」なんて微塵も思ってないのにふとしたタイミングで「あれ、今ここで飛び出したら死ねるじゃん」って思ったり、

何もしてないのに急に涙が出てきたり、

今までは深夜になるとハイテンションになってたのに明日を迎えたくなくて鬱っぽくなったり。

相当メンタルがズタボロになってて。

そんな時にふと大好きなこの曲を聴いたんです

 

“きっと不安や孤独に襲われることもあるけれど 忘れないで

君は1人じゃなかったんだよ 今も、明日も、ずっと” 

 

この歌詞でボロ泣きしました。

すばるくんの力強くも優しい歌声に。

同じタイミングで同じ理由で鬱っぽくなってた友達はいたけど、第三者からのこの言葉が、すごく力強くて。心が支えられる気がして。

 

“流れた涙 陰に隠れて でも 見守る視線もあったんだ 

誰かに向かった悔しさじゃなくて 本当は自信が欲しいだけ”

 

この歌詞でもボロ泣きしました。

悩んでたのは部活のことだったんですが、部活のことで悩むのは実は二回目で。

一回目の時、辞めよう辞めようって思って1ヶ月近く休んでたんですけど、一応次期キャプテン副キャプテン発表のミーティングだけ参加したんです。

そうしたら私を副キャプテンにしたい、って尊敬してる先輩から言われて。

私は前副キャプテンの先輩をすごく尊敬してて、私が同期と居づらいと知って仲を取り持ってくれたり、教えてくれたりした人なんです。

そんな先輩の背番号を任せたいって言われて、やめようと思ってた私大混乱だったんです。

やめたい理由は上達しなさすぎて足を引っ張ってるからだったから。

でもその先輩、私を抱きしめて小声で、私にしか聞こえないように、「誰よりも頑張ってきてるの、私は知ってる。あんたなら出来る。大丈夫。」って言ってくれて。

それがふっと蘇ってきたんです。(自分語りが長い)

大好きな関ジャニの声で、あんなにも心が安らいだ言葉を思い出せて、同じようなことを言ってくれて。

極めつけは大サビのすばるくんのソロでした。

 

“オモイダマ 今 空へ駆け上った  それはあの太陽よりまぶしかった”

 

も、号泣でした。

すばるくんの声は真っ直ぐで、心の柔らかいところにスっと入ってきて、涙腺が壊されました。

 

辛い時はこの歌を聴くようになって、一年弱。

すばるくんが脱退すると決まりました。

その時私は安室ちゃんのコンサートに入るべく札幌に遠征していたところでした。

「有岡くんの誕生日ツイでTL埋まってる〜!!有岡くん愛されてる〜!私も好きだよ〜!」

とか呑気なこと思いながらスイスイTwitterいじってたら飛び込んできた

渋谷すばる脱退」

の文字。正直言葉を失いました。

ここ一年以上JUMP担としてやってきたからそこまでショックを受けない、って勝手に思ってたんです。

そんなことなかった。

当たり前に悲しかったです。

寂しかったです。

辛い時支えてくれたあの歌声は、あの7人の歌声はもう聞けないんだって。

こういう時って涙出てこないのなんでですかね、

単に私がファンとしてそこまでの気持ちだったからでしょうか。

ここ1年以上はJUMP担としてやってきてたからでしょうか。

どれでもない気がしました。

知識がなくてもシングルもアルバムも持ってなくてもファンクラブに入ってなくても私は関ジャニ∞が好きでした。

しっかり、なんて言葉を使うのは不相応かもしれないけどしっかり悲しかった。

悲しんでた時、Twitterで「これが7人最後の歌」ってツイートを見つけて。

それはついこの間のCDTVの卒業ソングがテーマの回で披露した『オモイダマ』でした。

もう、涙が出てきました。

不思議な話で、さっきまではおかしいなってくらい涙が出てこなかったのに、止めようと思っても止めらんないんです。

あの歌は誰かを送る背中を押す歌だって勝手に思ってました。

実際背中を押してもらえて、支えになったから。

でも、少なくとも、CDTVで披露した時は、

「すばるくんを送る、すばるくんへ贈る歌」

だったんじゃないかと思います。

違うかもしれないけど、そう思うことにしました。

だって、そうでもなきゃ辛すぎるじゃないですか。

 

私は彼らのファンを名乗っていいのかわからないけど、それでもずっと同じだけ大好きだった。

あんなに支えてもらったのに、たくさん教えてもらったのに、私が何も知らなかったから、ファンクラブに入ったり売上に貢献したりできなかった。

あと少し、あと少しだけ「関ジャニ∞」でいてよ。

そんなの関ジャニ∞のファンみんな思ってることだってわかってる。

それはすばるくんを否定することになることもわかってる。

それでも思わずにはいられない、いなくならないでほしいって思ってしまう、すばるくんはそんな素晴らしいアーティストだった。アイドルだった。

今まで「すばるくんのいる関ジャニ∞」にたくさん笑わせてもらってたくさん教えて貰ってたくさん泣かせてもらった。

もうそれができないのは悲しいけど、しっかりけじめをつけようと思ってこの記事を書きました。

「アイドルに永遠はない」……そう、頭ではわかってても、勝手に「ずっといてくれる」って思っちゃってたんだなぁって痛感しました。

 

さようなら、関ジャニ∞のすばるくん」

またいつか、「アーティストのすばるくん」に会えたらいいな。

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